【ボルドーワイン】【赤ワイン】シャトー ラ ファヴィエール 2011[フランス][フルボディー]

■タイプ 赤 ■ボディー 重 ■産地 フランス ボルドー(Bordeaux) ■等級 A.O.C.ボルドー・スペリュール ■ぶどう品種 メルロ 60% カベルネ・フラン 30% カベルネ・ソーヴィニヨン 10% ■生産者 ミザン・ブティーユ・オー・シャトー ■熟成・醸造 フレンチオーク樽にて12ヶ月間熟成(225Lと500L、新樽比率35%) ■アルコール度数 13.5% 2011年ヴィンテージコメント (2017年9月28日試飲) カシス、ブラックベリーなどを思わせる果実香、カラメル香、カカオの風味、ナッティーな風味、チョコレート、木質香、燻し香、ナツメグ・胡椒などのスパイス香、鉱物を感じるミネ ラルなどが香ります。

口の中に香りから想像するような複雑味を伴った程よい濃縮感のある果実味が豊かにスムーズに膨らみます。

程よい酸とミネラルを感じ骨格のしっかりしたメリハ リのある味わいです。

タンニンはやや強めですが、柔らかくシルキーで、荒らしいところはありません。

余韻はやや長く果実の旨味と共に僅かに苦味と収斂性が後味に残ります。

ミディ アムからフルボディーで、複雑味を伴った様々な旨味の要素が豊かに広がり、力強い印象も受けますが、心地よく繊細でバランス良くまとまったヴィンテージです。

麦ちゃん評価 4.05点  ※麦ちゃん評価とは? 2010年ヴィンテージコメント (2015年12月23日試飲) プラムのジャム、干しプラムなどを思わせる果実香、黒糖、カラメル香、ミルキーな風味、ナッティーな風味、木質香、僅かに胡椒などのスパイス香、発酵食品香などを感じます。

口の 中に程よい濃縮感のある果実の旨味が広がります。

膨らみがあり、ふくよかで凝縮感ありますが柔らかいイメージの果実味です。

程よい酸を備えメリハリがありしっかりした骨格を感じ 、タンニンは強く収縮するものがあり未だ荒々しい印象を残します。

長い余韻を感じ、樽熟成とタンニンから由来する苦味と収斂性を強めに感じます。

メルロらしい丸みのあるふくよか な味わいですが、未だ荒々しいタンニンを残す骨太で力強いお買い得ボルドーです。

麦ちゃん評価 4.0〜4.1点  ※麦ちゃん評価とは?シャトー ラ ファヴィエール AOCはボルドー・シュペリュールですが品質はかなり優れもの! ミディアムからフルボディーで、複雑味を伴った様々な旨味の要素が豊かに広がります。

力強い印象も受けますが、心地よく繊細でバランス良くまとまったヴィンテージです。

麦ちゃん評価:4.05点 シャトー ラ ファヴィエール Chateau La Faviere 1750年代、とあるボルドーの名士が、リュサック・サンテミリオンの北にあるサン・スラン・シュル・リスルに、小さなワイナリーを建設しました。

それがのちのシャトー・ラ・ファヴ ィエールです。

シャトー・ラ・ファヴィエールを語る上で重要なキーワードは「音楽」です。

音楽は当時、彼らにとって生活の多くを占める大切なものでした。

シャトーに備わっている 音楽サロンは素晴らしく、その評判は村中の人が知るほどでした。

シャトーの中は音楽に満ち溢れ、ヴェルサイユ宮殿に献上された舞踊曲を奏でるハープシコードの音色が聞こえていま した。

19世紀の終わり頃、シャトーはソスタル家に買い取られ、家族経営シャトーとなりました。

シャトーは改築され、畑は引き継がれました。

ワイン造りが継承される傍らにも、常に 音楽は在りました。

この当時の音楽は、ロシア音楽に大きな影響を受けていたと言います。

2009年まで、ラ・ファヴィエールはずっと家族経営を続けていました。

(ちなみにこのソスタ ル家、Smurfit Kappaという欧州でも有名な紙製包装容器のメーカーの前身の創業家でもあります)2010年、現オーナーであるスタニスラス・ジンジェレンコとナタリアがシャトーを訪れ 、その自然に囲まれた美しさと、ファヴィエールと音楽の強い結びつきにすっかり魅了されました。

その年の11月にシャトーを購入、オーナーとなりました。

音楽を愛するスタニスラス らにとって、ワイン造りというのはテロワールとの最も強い結びつきであり、そして魔法だと語ります。

ワイン造り、ラベルデザイン、そしてシャトーで行われるイベントに至るまで、 全ての情熱の源泉には音楽があるのです。

彼らは少しずつ畑の改善を行い、シャトーの改築を行ってきました。

シャトーの中には音楽室や、ナタリアのためのピアノも設置されています 。

現在、スタニスラスとナタリアは「音楽に満たされたシャトー」の復活に情熱を捧げています。

そのために、優秀な醸造家であるジョルジュ・ポリ氏をシャトーに招きました。

彼は20年 にもわたって、メドックの格付シャトーであるシャトー・グリュオー・ラローズの醸造家を務めてきた素晴らしい経歴の持ち主です。

コンサルタントとはいえ、週に2日以上ファヴィエー ルの畑に足を運ぶほど、ファヴィエールとは深く関わっており、醸造家のクリストフ・ブドゥエ氏とともに、ワイン造りに携わっています。

スタニスラスとナタリアの情熱は、ワイン、 音楽に留まらず、ラ・ファヴィエールの土地にも注がれます。

「ワインと音楽は普遍の言語であり、素晴らしいひと時を私たちに与えてくれる」と言います。

スタニスラスらがオーナー になってからシャトーとその敷地内は一般に公開されています。

ラ・ファヴィエールでは近い将来、ジャズや世界の音楽に溢れた宴を催したり、ゲストハウスを建設するなどを予定して います。

  • 商品価格:2,420円
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